2012旅行記 夏 姫路・九州編
その5 (8月3日 九州鉄道記念館)
 門司港駅から徒歩3分のところに、九州鉄道記念館があります。この鉄道記念館は文字通り、九州の鉄道に関しての博物館となっています。入場料は300円です。しかし、SUGOCAを利用した場合、ギラヴァンツ北九州のホームゲームチケットまたは当日有効なJR線の門司港発の切符を提示した場合は2割引き(240円)で入場できます。(青春18きっぷは窓口で聞いてください。)
九州鉄道記念館
入場口
 この車両は「こだま」型を発展させたものです。大きく出たボンネットが特徴です。(同じ型は関東地区では、平成22年まで定期列車だった急行「能登」が有名です。) 
 鹿児島本線が熊本電化されたのを機に東北地方から九州に転属となり、普通車への改造がされた後、「有明」、「かもめ」、「にちりん」などで活躍しました。
485系
にちりん
 寝台特急「月光」は世界初の電車型の寝台特急です。今まで、機関車+客車では出なかったスピードが出せるようになり、昼間特急としても使用されるようになりました。
 その後は普通列車用に改造され、平成12年まで長崎本線を中心に活躍していました。引退後は特急塗装に戻され、現在まで保管されています。
寝台特急 月光  581系・583系 
座席車(通勤用に改造)  寝台車として使用した時
 HOゲージによる鉄道模型のパノラマが設置されています。個人で持つNゲージよりも一回り大きいのが特徴です。
 1日に数回九州内を走る列車を中心とした、パノラマショウを行っています。詳細は、九州鉄道記念館のホームページをご覧ください。
HOゲージ パノラマ
 鹿児島本線の運行システムはコンピューター制御されています。門司港〜門司〜北九州貨物ターミナル駅はいろいろな旅客列車や貨物列車が運転されています。この区間は九州の北の玄関口であるため、複雑な運転間隔となっています。その複雑な運転間隔を安全に運転できるシステムを展示することで、安全に運転する技術について学べます。
運行システム 表示画面
 「みずほ」や「さくら」は今では、九州新幹線の愛称になっていますが、昔は東京と九州を結ぶの寝台特急の名称でした。東京・京阪神〜九州間を結ぶの寝台特急はいっぱいありましたが、2010年3月のダイヤ改正で、富士・はやぶさを最後にすべて廃止されてしまいました。これらの列車で使用されていたヘッドマークを保存・展示しています。
さくら号 
廃止当時 東京〜長崎間
 みずほ
廃止当時 東京〜熊本・長崎間
あかつき 
廃止当時 京都〜長崎間
明星 
廃止当時 大阪〜西鹿児島間
 ヘッドマークが並んでいる全体図
 北九州を中心に活躍している近郊型811系と同じ運転台で運転できる運転シミュレーターが設置されています。運転区間は門司港〜折尾間となります。運転疑似体験をすることにより、運転者の目線でホーム上ではどうすれば安全になるかを勉強することができます。
運転シミュレーター

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